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草花(植物)の病気の種類と予防法

2011年08月01日 00:52

 このページでは、草花の病気の原因と予防法についてご紹介しています。


 草花の病気の原因


 草花などの植物も生き物ですから、様々な原因で病気にかかります。病気にかかった植物は、葉が変色して萎れたり、蕾が花を咲かせることもなく落ちたり、最悪の場合枯れてしまいます。そしてさらにひどくなると、病気の被害はその草花だけでなく、同じ植木鉢で育てている植物全体に広がり、土にまで汚染が進むこともあります。

 植物の病気には、実に様々な種類がありますが、突き詰めるとその原因は大きく分けて3つの病原菌によって引き起こされます。

 そのひとつが糸状菌(しじょうきん)と呼ばれる菌類の仲間で、簡単に言えばカビですね。

 糸状菌という呼び名は、厳密に言えば生物分類学上の正式な用語ではありませんが、菌糸と呼ばれる管状の細胞で構成されている菌類を指す言葉として一般化していますので、このページでもその慣例に従ってお話を進めることにします。

 糸状菌は、空気中、水中、土壌中など様々な場所に存在し、とくに土壌中には十万種以上もの糸状菌が存在すると言われています。この糸状菌の出す胞子が草花などの植物に付着したり、植物の細胞に入り込んだりして様々な病気を引き起こします。

 植物に病気を引き起こす病原菌のふたつめは、細菌と呼ばれる菌類の仲間です。

 バクテリアとも呼ばれるこの病原菌は、最初にお話しした糸状菌よりもさらにちいさく、多くの場合”べん毛”と呼ばれる器官を持ち、水の中を泳いで移動し植物の身体に取りついたり、植物の内部に侵入して病気を引き起こします。

 植物に病気を引き起こす病原菌の3つ目は、糸状菌や細菌よりもさらにちいさいウィルスの仲間です。

 植物に病気を引き起こす病原菌の中でも、ウィルスはとくにやっかいで、一度ウィルス性の病気にかかった植物は農薬などの薬剤を使っても効果が出にくく、しかも伝染性がありますので、発見が遅れると、一緒に育てていた他の植物全体にも被害が広がってしまった後ということも少なくありません。

 さらにウィルス性の病気の出た株は、薬剤などを使った治療によって回復できる可能性低くなりますので、ほとんどの場合、病変が現れた株は処分するより他はないといったことになります。



 草花の病気の予防法


 植物の病気は、その病原菌となる糸状菌、細菌(バクテリア)、ウィルスが植物の身体に付着したからといって、すぐに発病するわけではありません。

 植物自身にもそうした病原菌から身を守る抵抗力が備わっていますから、元気に生長を続けているうちは、そんなに簡単には病気になりません。

 植物の病気は、何らかの理由によってその植物が弱っている状態と、病原菌が活発に活動、繁殖できる環境が整っているという状態が合わさって発病します。

 そして草花を病気から護る大切なポイントもここにあります。

 ガーデニング初心者の方にとって、ふつうに草花を育てるだけでも、覚えなければならないことはたくさんあります。その上、植物を病気から守るためにしなければならないことを覚えるのはなかなか大変なことです。けれど、それに比べれば、これだけは絶対にしてはいけないということを覚えるのは、それほど難しくはありません。

 そこで、今回は鉢植えの草花を病気から守るために、絶対にしてはならないことを5つご紹介しておきたいと思います。

 1 育てている草花を雨や霧に当てない。
 2 同じ土に生えた雑草を放置しない。
 3 落ちた葉や花柄を放置しない。
 4 風通しの悪い場所に鉢植えを置かない。
 5 水はけの悪い土を使わない。

 まず最初の”雨や霧に当てない”というのは、雨や霧の水に含まれてやってくる病原菌から草花を守るためです。また雨や霧に当てないことで糸状菌(カビ)の発生を抑えることもできます。(多くの園芸品種の草花が雨ざらしで育てられていないことを思い出してください)

 同じ土に生えた雑草を放置しないというのは、雑草が病原菌を媒介するキャリアとなるからです。園芸の楽しみの中には、”飛び入り”といって、風に乗って運ばれてきた種が芽を出して趣のある風情を作り出すのを楽しむといったこともありますが、鉢植えの草花を病気から守るという点からいえば、それがどんなに美しく可憐な花を咲かせる野花でも、雑草である限り避けておいた方が無難です。

 3から5までは、とくに説明も要らないですよね。落ちた葉や花柄を放置することは病原菌や糸状菌、つまりカビの温床になりますし、風通しの悪い場所も、水はけの悪い土も草花を弱らせ、病原菌の繁殖を助長するだけですから。


 今回は、草花の病気の原因と予防法についてご紹介してみました。

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植物の病気 … すす病の原因と対策、効果的な薬剤について

2009年07月12日 19:14

 このページでは、草木の病気のひとつである、すす病の原因と、対策効果的な薬剤についてご紹介しています。


 すす病の原因

 すす病は、草花、野菜、庭木、観葉植物、ラン(蘭)類など、多くの植物に、ほぼ一年を通して発生する病気で、特に4月~10月頃にかけて多く発生します。



 すす病は、カイガラムシやアブラムシなどの、吸汁性害虫の排泄物や分泌物を栄養源として繁殖するカビ(黴)がいちばんの原因で、カビ(黴)の繁殖できる場所であれば、葉や枝、幹など、植物のあらゆる場所に発生します。


右の写真では、葉の表面にすす病が発生しているのが、ご覧いただけると思います。


 すす病は、表面が黒いすすの様なもので覆われ、単に美観が損なわれるだけではなく、たとえば、葉がすす病で覆われた場合、光合成が妨げられ、植物の生育が悪くなるといった、深刻な生育障害の原因となります。



 すす病の原因となるカビ(黴)は糸状菌 


 すす病の原因となるカビ(黴)の病原菌は、カイガラムシやアブラムシなどの吸汁性害虫の排泄物や分泌物などを養分として寄生する腐生性のカビ(黴)と、草木の葉や茎から直接養分を吸い取って繁殖する寄生性のカビ(黴)に大別され、それらを総称して糸状菌と呼ばれています。


 腐生性のカビ(黴)が原因の場合、そのほとんどは葉の表面に発生し、寄生性のカビ(黴)が原因である場合は、葉の表と裏面の両方にすす病が発生します。


 すす病は、植物の葉や茎だけでなく、下の写真のように、トマトなどの野菜の果実にも発生します。

susu_02.jpg

 すす病は、そのほとんどが害虫の排泄物や分泌物に寄生するカビ(黴)ですので、害虫の活動が鈍る真冬の間は、いったんは治まったように見える場合もあります。

 ただ、それは真冬の間だけで、カイガラムシやアブラムシといった害虫の予防と駆除の対策を取らない限り、春になればまたすす病の症状が現れます。


 すす病対策に効果的な薬剤


 すす病には、ダイセン、トップジンなどの薬剤が有効とされていますが、いずれも根本的な治療というよりは、対症療法的な側面が強い薬剤で、その効果 も一時的で、散布してもすぐに再発してしまうケースが多く見られます。そのため、根本的な予防対策が不可欠になります。

yakuzaisannpu_01,jpg

 すす病の根本的な原因は、先にご紹介しましたように、吸汁性害虫の排泄物ですので、すす病の出やすい植物ではスミチオン乳剤オルトラン水和剤アクテリック乳剤などを定期的に散布してこれらの害虫の発生を抑えることがいちばんの近道、とも言えます。


 以下に、すす病の原因となる害虫駆除の効果が高く、使い方も比較的簡単、安全で、人気の高い薬剤をいくつかご紹介しておきますので、ご参考になさってください。(詳細な薬効や、安全性については、それぞれの商品詳細ページでご確認いただけます)



 水で薄めて散布する乳剤タイプで、アブラムシ、アザミウマ、スリップス、アメリカシロヒトリなど、幅広い害虫駆除に効果を発揮する、家庭園芸の代表的な殺虫剤です。


,水で薄めて散布するタイプの水和剤で、計量の手間がいらない、便利な分包となっていますので使いやすくなっています。

 効きめはゆっくりですが、長期間にわたって、アザミウマ・カイガラムシ・アブラムシ類やエカキムシ・ケムシ・アオムシ,オンシツコナジラミ・ネキリムシ,ヨトウムシ類・コガネムシ類など、幅広い害虫の駆除に効果があります。


 オルトラン水和剤の効き目はそのままに、草花、背の低い庭木、鉢植えなどの根元や葉にまくだけの使いやすい粒剤タイプです。

 ボトルを持ってそのまままくことができますので、手を汚すことがなく、安心して使うことができます。草花、野菜、バラなどの害虫退治と予防に、その使いやすさと効き目の高さで人気があります。



 水で薄めて使う乳剤タイプの殺虫剤。薬剤が害虫に直接かかって駆除する接触効果と、ガスによる効果を兼ね備えた強力な効果で、オンシツコナジラミ、カイガラムシ、アブラムシなどの幅広い害虫を駆除できます。


 植物の病害虫に効果的な薬剤は、その使い方や、注意事項について丁寧な説明書がついていますので、その説明書に従って使用する限り安全ですが、使い方や用量を守らずに使用すると、植物に深刻なダメージを与える薬害を引き起こすばかりか、作業者の健康を損なう場合もありますので、必ず説明書にしたがって正しくお使いくださいね。


 今回は、草木の病気”すす病”の原因と、対策効果的な薬剤についてご紹介してみました。


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