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園芸薬剤(農薬・水和剤)の安全な使い方と薄め方(希釈方法)

2010年07月18日 21:11

 草花を育てていると、どうしても病害虫の予防や駆除が必要になります。病害虫の予防と駆除には、植物の種類と用途に応じて、あらかじめ最適な濃度に調整されたスプレータイプの薬剤が簡単で便利ですが、同じ薬剤を続けて使っていると効果が薄れたり、まったく効かなくなったりといったことも起こってきます。

 そこで、何種類かの薬剤をローテーションしながら使うことになるのですが、その過程で、薄めて使うタイプの園芸薬剤農薬水和剤)を用いる場合もきっとあることだと思います。

 薄めて使う殺虫剤・殺菌剤・除草剤などの園芸薬剤は、正しく使えばとても高い効果がありますが、使用法や希釈倍率、つまり薄め方を間違うと効果が得られないばかりか、草花にダメージを与えたり、私たち自身の健康被害につながる可能性もあります。


 そこで、今回は、園芸薬剤農薬水和剤)の安全な使い方と、失敗しない薄め方(希釈のコツ)をご紹介してみたいと思います。



 園芸薬剤農薬水和剤)の安全な使い方


 取扱説明書をよく読んでから使う


 園芸薬剤農薬水和剤)の取扱説明書には、効果のある病気や害虫の種類、使える植物の種類だけでなく、使用時期や回数、薬害の有無、他の農薬水和剤と混用できるかどうかといった、大切な情報が書かれていますので必ず確認しておきましょう。


 必ず指示された希釈(きしゃく)倍率で使う


 たいていの園芸薬剤農薬水和剤)は、原液や粉末のまま使うことができません。そこで水で薄めて使うことになるのですが、その水で薄める倍率を表しているのが希釈倍率です。たいていは、1000倍~1500倍といった範囲を示す表示がされていることが多いと思います。

 1000倍~1500倍とは、ずいぶん開きがあるとお感じになるかとは思いますが、基本的には、病害虫の被害がまだ出ていない段階で、予防のために使う場合は低い方の倍率、すでに病害虫の被害があるようなら高い方の倍率で希釈して(薄めて)使う、と考えていただければいいでしょう。

 ちなみに、取扱説明書には、効果が期待できるすべての植物や草花の名前が書かれているわけではありません。もし、記載のない植物や草花に薬剤を使う場合は、まず低い方の倍率で希釈して使ってみて様子を見るといった使い方が安全です。

 さらに、園芸薬剤(農薬・水和剤)を散布するときは、風のない曇りの日を選んで、マスクや長袖の服などを着用し、できるだけ肌を露出させないようにしましょう。

 もし、どうしても晴れた日や風のある日に散布する場合は、低い方の濃度で使用するとか、風下に立たないといった注意をしてください。

 それから、鉢植えの草花などに園芸薬剤(農薬・水和剤)を散布する場合は、必ず家の外に鉢を出してから散布するようにしてくださいね。

 そして、散布を終えたら、必ず手や顔をよく洗って体に付いた薬剤を洗い流すようにしておきましょう。



 園芸薬剤(農薬・水和剤)の希釈倍率と薄め方


 園芸薬剤(農薬・水和剤)は、基本的に、たくさん作っておいて少しずつ使うといったことができません。そのためには、その日に散布する分量だけを正確に作る方法を知っておく必要があります。

 園芸薬剤(農薬・水和剤)を薄めるためには、バケツと計量カップ、キッチン・スケールなどのようなグラム単位で重さを量れるはかり、薄めた薬剤をかき混ぜるための攪拌棒と、散布するスプレー容器と漏斗(ろうと)が必要になりますので、あらかじめ用意しておいてください。



 まず、1回にどのくらいの量を散布するかを決めたら、


 1回に散布する量(ml)÷希釈倍率(倍)=溶かす薬剤の量(gもしくは、ml)


 の公式に当てはめて、何グラム(何ミリリットル)の園芸薬剤(農薬・水和剤)の原液(粉末)が必要かを割り出します。


 たとえば、3リットルの薬剤を散布すると仮定して、もしその園芸薬剤(農薬・水和剤)の指定する希釈倍率が1000倍だった場合、3リットル=3000mlですので、


 3000(ml)÷1000(倍)=3 となりますね。


 この”3”が、液状の農薬(乳剤)でしたら3mlということですし、粉末状の水和剤などでしたら3gということになります。


 これで、希釈に必要な園芸薬剤(農薬・水和剤)の原液(粉末)の量がわかりましたので、あとは薄めるだけなのですが、液状の乳剤と粉末状の水和剤とでは少しだけ手順が違いますので、注意してくださいね。



 乳剤(液状)の園芸薬剤を薄める場合


 乳剤(液状)の園芸薬剤を薄める場合は、あらかじめ、バケツに散布する薬剤の量のおよそ1/3くらいの水を入れて、そこに乳剤(液状)の園芸薬剤を入れてよくかき混ぜます。そして、残りの2/3の水を加えて、もう一度よくかき混ぜてできあがりです。



 粉末状の水和剤を薄める場合


 粉末状の水和剤を薄める場合は、まず粉末状の薬剤を水によく溶かすために、少しだけ水を入れます。そして、粉末状の薬剤が十分に水に溶けたら、散布する分量になるまで水を足してできあがりです。


 殺虫剤・殺菌剤・除草剤などの園芸薬剤には、そのまま使用できる、便利で手軽なスプレータイプの容器に入った製品もありますが、乳剤・水和剤などは、水で薄めて使用しなければなりません。

 この水で薄める段階で、指定通りの希釈倍率を守らずに使用すると、十分な結果が得られないばかりか、大切に育てている草花にダメージを与えてしまうこともあります。


 園芸薬剤(農薬・水和剤)は、取扱説明書に書かれている希釈倍数や使用方法、使用回数・使用時期、使用量を守って安全にお使いくださいね。



 今回は、園芸薬剤(農薬・水和剤)の安全な使い方と、失敗しない薄め方(希釈のコツ)をご紹介しました。


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草花の栽培に使う農薬の種類

2010年07月02日 02:32

 このページでは、草花の栽培に使う農薬の種類についてご紹介しています。

 
 植物の成長を妨げる病害虫の予防と駆除には、農薬がとても効果的ですが、農薬には劇薬にあたるものも多いため、その使用目的や安全な使い方を知っておくことはとても大切です。
 
 
 農薬の種類


 
 ひとくちに農薬といっても、実に多くの種類がありますが、ここでは、草花の栽培に用いられる主な農薬をご紹介してみましょう。

 
 1.殺菌剤
 
 殺菌剤は、植物の生長を妨げる病原菌の予防と殺菌に使われる農薬で、大きく分けると予防のための殺菌剤と、予防と治療効果を持つ殺菌剤とがあります。
 
 予防のための殺菌剤 … 植物が発病する前に散布して、病原菌の侵入を防ぐための農薬です。カビ予防のためのオーソサイド、ダイセンなどがあります。
 
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 予防と治療のための殺菌剤 … 病原菌の侵入を予防する効果と、植物の体内に侵入した病原菌の殺菌効果をあわせもつ農薬で、病原菌による発病後でも効果があります。
 
  代表的な予防と治療のための殺菌剤として、カビ用のベンレート、サプロール、トップジンM、細菌用のマイシンなどがあります。

ベンレート水和剤 0.5gx10袋

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サプロール乳剤 30ml

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 殺虫剤
 
 殺虫剤は、アブラムシやダニなどの害虫の予防と駆除に効果的な農薬で、スミチオン、マラソン、オルトランなどがその代表的な農薬です。

スミチオン乳剤100ml 【X-2】

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 3.植物成長調整剤

 
  植物成長調整剤は、病害虫の予防駆除といった目的ではなく、植物の生長をコントロールするための農薬で、矮化剤として知られるビーナインや、発根促進剤などがあります。

ビーナイン水溶剤80 1gx5

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 4.展着剤
 
 展着剤は、殺菌剤、殺虫剤などの散布の際に、薬剤に添加して使う農薬で、薬剤が植物の 葉や茎に効率よく付着させる目的で使われまます。




今回は、草花の栽培に使う農薬の種類についてご紹介してみました。


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