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インパチェンスの育て方 … 夏場の水やりのポイント

2011年04月24日 19:39

 このページでは、インパチェンスを上手に育てるために欠かせない、夏場の水やりのポイントについてご紹介しています。

インパチェンス
 インパチェンスは、真夏の炎天下でも鮮やかな花を咲かせるツリフネソウ科ホウセンカ属の春蒔き一年草として知られるホウセンカ(鳳仙花)の仲間で、大型で種子をつくらない直立性の栄養系(ニューギニア系インパチェンスと、種子で増やすサルタニー系インパチェンスの2つの系統があります。

 一般に園芸店などで見かけるインパチェンスは、ほとんどの場合アフリカのタンザニアやモザンビーク一帯を原産とするニューギニア系のインパチェンスで、アフリカホウセンカという別名売られていることもありますので、ご存知の方も多いかもしれませんね。

 インパチェンスは、本来毎年花を咲かせる多年草なのですが、原産地の熱帯アフリカよりも気温の低い日本では、その気候の違いから、6月の初め頃から10月の中頃まで花を咲かせ、秋深くなる頃には枯れてしまう春蒔き一年草として扱われています。

 ただし、もともとは多年草としてのライフサイクルを持った植物ですので、たとえば温室などを使って、およそ15度C~20度Cくらいの気温を保つことができれば、1年を通して花を咲かせることもできます。(インパチェンスの開花適温はおよそ15度Cで、15度Cを下回ると花付きが悪くなり、5度Cを下回ると生育が停止します)


 インパチェンスは、とても育てやすく人気の高い草花ということもあって、たくさんの改良品種があり、その花色も赤やピンク、オレンジ、白など多彩で、花の咲き方も一重咲きや八重咲きと言った種類があります。

 インパチェンスは、とくに肥料を欲しがることもなく、とても丈夫で育てやすい草花ですので、基本的な育て方のポイントさえ押さえておけば、鉢植えやプランター(コンテナ)、ハンギングバスケット、花壇などで多彩な花を楽しむことができます。


 そこで、大切になってくるのが水の管理、つまり”水やり”です。


 今回は、インパチェンスを元気に育てる上で欠かせない、夏場の水やりのポイントについてご紹介してみたいと思います。


 インパチェンスの水やりのポイント



 インパチェンスは、熱帯アフリカを原産とする草花ということもあって、気温およそ20度C~25度C、湿度80%~90%といった、かなり高温多湿な環境を好んで生育するのですが、土の乾燥には極端に弱いという性質があります。とくに、気温が高くなる夏場はその傾向が強くなります。


 インパチェンスが土の乾燥に敏感な理由は、その根の張り方にあります。

インパチェンス
 インパチェンスは、他の多くの草花とちがって、根が浅く土中深くまで根を張ることができません。そのため、土の表面が乾いてくると、かんたんに水切れを起こしてしまいます。つまり、水分を補給できなくなってしまうのですね。

 これが、土中深くまで根を張る草花であれば、少しくらい土の表面が乾燥した状態が続いても、土の深い部分に残った水分でなんとかしのげるのですが、インパチェンスにはそれができません。

 ですから、インパチェンスが開花期を迎える6月頃から真夏にかけて、他の草花以上に土の乾燥には十分な注意が必要です。

 とくに、鉢植えやプランター(コンテナ)、ハンギングバスケットは、庭植えとちがって土が乾燥しやすいという特性がありますので、置き場所にもよりますが、夏場は朝夕2回の水やりが必要と考えておきましょう。


 また、インパチェンスに限ったことではありませんが、真夏には、単に水やりの回数を増やすだけでなく、できるだけ鉢土から水が蒸発しないようにする工夫も鉢土の乾燥対策として効果があります。

 インパチェンスの乾燥対策として考えられる事はいろいろありますが、真夏には半日陰のような場所に置き場所を変えてみる、”よしず”などを使って遮光する、あるいは土の表面からの水分の蒸発を抑えるために、腐葉土などで土の表面を覆うといった方法もとても効果があります。

 とくにインパチェンスの場合、鉢植えの置き場所は、生育環境の最適化という意味でも重要なポイントで、もともと熱帯地域を原産とするインパチェンスとはいえ、日本の夏の直射日光はやはり苦手ですので、土の乾燥対策という意味だけでなく、夏場は半日陰のような場所で管理したほうがいいかもしれません。


 インパチェンスの水やりのタイミング



 インパチェンスの水やりのタイミングは、他の草花よりもやや早め、土の表面が乾燥する前に与えるのがベストです。土の乾燥状態を見極めるには、土の表面と、指先で土を少し掘ったときの色の違いに注目してみてください。

 また、葉の瑞々しさでも、水が不足しはじめているかどうかの判断材料になります。少しでも張りがなくなっているようなら、水やりのタイミングと考えていいでしょう。

 ただし、土の中に古い水が溜まった状態が続くと根腐れを起こすこともありますので、鉢植えの場合トレイに水を貯めたままにするのは禁物です。水を与えるときは、トレイに溜まった水を捨てて、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えてください。

 イメージとしては、土の中から古い水とともに、根が排出した老廃物を押し出して新しい水と入れ替えるといったかんじでやっていただければ大丈夫です。

 ちなみに、夏場は、ホースに溜まった水が強い陽射しで熱湯になっています。そのまま水やりするとたいへんことになります。くれぐれもご注意くださいね。


 インパチェンスと肥料について



 インパチェンスは、他の草花に比べるとあまり肥料を必要しない草花で、どちらかと言えばむしろ、肥料の与えすぎによる障害が出やすい草花とも言えます。

 とはいえ、開花期間中に肥料が切れると花付きが悪くなるといったことが起きる場合もありますので、土に含まれる元肥との兼ね合いもありますが、花付きが悪くなったと感じるようなら、1000倍くらいの薄めのアンプル液肥(液体肥料)を試してみてもいいかな、と思います。


 今回は、インパチェンスを上手に育てる上で欠かせない、夏場の水やりのポイントについてご紹介しました。

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花(植物)と水(水やり)と大切なこと

2011年04月10日 17:22

 このページでは、草花や鉢植えを上手に育てるためのガーデニングの基本となる、花(植物)と水(水やり)の関係についてご紹介しています。




 地球上に生きるすべての生き物にとってかけがえのない水。私たち人間の体は、そのおよそ70%が水でできているといわれています。そして植物の体も、その80%以上が水でできています。

 言ってみれば、私たち人間の体も、花(植物)の体も、ひとつひとつのちいさな海のようなものかもしれません。


 花(植物)と水の関係



 花(植物)の生長と水との間には、切っても切れない密接な関係があります。

 たとえば、植物が自分たちの子孫を残すために作った種(種子)の発芽には水が欠かせませんし、植物の最大の特徴とも言える光合成によって作られた栄養分も、水に溶けることによってはじめて、植物の体の隅々にまで行き渡らせることができるようになります。

 また、植物の生長を助けたり早めたりするために施す肥料も、ただ土に混ぜただけでは植物の体の中には届きません。

 土に染みこんだ水に肥料が溶け込んで、その水を根が吸い込むことではじめて肥料は植物の体の中でその効果を発揮することができるようになります。

 土の中の水分が不足すると、葉や茎に張りがなくなったり、萎れたり、葉が茶色く変色(褐変といいます)したりといった、はっきりとした兆候が現れます。もちろん、土の水不足によるダメージや影響は、目に見える葉や茎だけでなく、ふだんは土に覆われている根にも起こります。

 たいていは、すぐに水やりをして土の中の水分量を適切な状態にすれば回復しますが、花(植物)の種類によっては、回復までに時間がかかったり、花付きが悪くなったり、せっかく付いたつぼみが落ちてしまったり、最悪の場合枯れてしまったりします。

 もちろん、花(植物)の種類によって必要とする水の量は様々ですから、乾燥気味の土の状態を好む花(植物)もあれば、水切れを極端に嫌う花(植物)や、水の中でしか生きられない花(植物)もあります。

 なかには、お部屋のさりげないインテリアとして静かな人気を呼んでいる”エアープランツ”のように、空気中の水蒸気だけで十分という変わった植物もいます。

 花(植物)を上手に育てるには、その花(植物)が必要とする水の量を正しく把握して水やりの量や頻度を変えたり、土の配合を調節して土の保水力をコントロールするといったことが重要なポイントになります。


 花(植物)の水やりの目的と基本


アサガオ(朝顔)
 ”花(植物)に水をやる” 言ってみればただそれだけのことですが、この水やりが上手にできるかどうかで花(植物)の生長や花付きが変わってしまいます。

 花(植物)に水をやる目的には、いくつかありますが、そのなかでもとくに重要なのが次の4つです。

 1:花(植物)の体に水分を補給する。
 2:肥料や土に溶け込んだ養分を、根が吸収しやすいように水に溶かす。
 3:植物の体から、鉢植えの鉢土のなかに排出された二酸化炭素や老廃物を水で押し流す。
 4:鉢植えの鉢土に新鮮な酸素を送り込む。

 3の二酸化炭素を押し流すという点と、4の酸素を送り込むという点について、すこし補足すると、一般的に植物は二酸化炭素を吸い込んで酸素を出す、といったイメージが強いようですが、実際には私たち人間と同じように、酸素を取り込んで二酸化炭素を出す呼吸も同時に行っています。

 ただ、その割合が酸素を出す呼吸に比べて極めて少ないために、植物は二酸化炭素を吸い込んで酸素を作り出すというイメージが強くなったのでしょう。

 酸素を取り込んで二酸化炭素を出すという呼吸は、多くの場合根で行われています。ですから、花(植物)に水をやると言うことは、根に十分な酸素を送り込むという事にも繋がっているのです。

 では、以上の4つの水やりの目的をふまえた上で、水やりに欠かせない大原則を3つご紹介しましょう。


 水やりに欠かせない3つの大原則



 1:生育が旺盛な時期は、土の表面が乾いたら”たっぷりと水を与える”
 2:鉢植えの場合は、ウォータースペースに水を貯めて、鉢底から水が流れ出すまで”たっぷりと与える”
 3:生育がゆるやかな時期は、土の表面が乾いてからおよそ2日後に、鉢底から水が流れ出すまで”たっぷりと与える”

 もうすでにおわかりいただけたと思いますが、花(植物)に水をやるときに大切なことは、与えるときには”たっぷりと”与える、それ以外は土が乾くまで与えない、ということ。

 与える時と与えない時のメリハリをはっきり付けるということですね。ですから、育てる花(植物)にもよりますが、基本的に土が乾いてもいないのに毎日水を与える必要はない、ということです。

 むしろ、土が乾燥しやすい真夏の時期を除けば、毎日水をやることは根の生長を妨げて軟弱にしてしまったり、根腐れの原因になったりと、良いことはひとつもありません。
ハイドランジア(アジサイ 紫陽花)
 昔から、”水やり10年”とか、”水かけ5年”とか言いますが、これは、この大原則を基本にして、育てる花(植物)の種類、置き場所、季節、天候、土の性質、そして使っている鉢の材質や種類、生育中か休眠中かといった条件に合わせた最適な水やりがある、そしてそれを学にはとても時間がかかる、そのくらい水やりは重要だと言うことを表しています。

 他にも、花(植物)の種類によっては、葉や茎に水をかけてはいけないものがあるとか、日中に水やりをするときは、ホースの中に溜まった水が高温になっている場合がありますから、とくに夏場の水やりには注意が必要、といった知識も知っているのと知らないのとでは花(植物)の健全な生長にも大きな違いが生まれます。


 ”たかが水やり、されど水やり” というわけですね。


 今回は、草花や鉢植えを上手に育てるためのガーデニングの基本となる、花(植物)と水(水やり)の関係についてご紹介しました。


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クレマチスの育て方 … 置き場所、水やり、選定作業

2011年04月10日 10:50

このページでは、クレマチスの育て方についてご紹介しています。


クレマチス

 クレマチスは、主に中国を中心としたアジア地域一帯と北半球に多く分布する、キンポウゲ科クレマチス属のツル性植物(一部木立性)で、雪割草やクリスマスローズ、アネモネとも近い関係にあります。

 クレマチスには、モンタナ系、テキセンシス系、インテグリフォリア系、ヴィチセラ系など、実に数えきれないほどたくさんの系統があり、品種によって一重咲き、八重咲きといった違いや、花弁の数も4枚から8枚と多彩なバリエーションがあります。

 そのため、クレマチスを上手に育てる上では、それぞれの系統に合った育て方を知る事が大切になりますが、もともと丈夫な植物ですので、日本で古くから栽培されている”テッセン”や”カザグルマ”といった品種の育て方を基本して管理することから始めてみましょう。


 クレマチスの鉢植えの置き場所

 クレマチスは陽当たりを好む植物で、基本的には四季を通じて陽当たりの良い屋外で管理するほうが生育も、花つきも良くなります。陽当たりの目安としては、少なくとも半日以上は日光浴できる場所を選んであげてください。

 ただし、注意が必要なのは真夏。クレマチスは、真夏の直射日光による暑さには極端に弱いので、風通しの良い場所に置くか、直射日光を遮る工夫をしておいた方がいいでしょう。

 とくに、真夏の暑いさなかに風通しの良くない場所で育てていると、うどん粉病にかかりやすくなりますので、真夏は暑さ、乾燥、風通しに注意してくださいね。


クレマチス
 クレマチスの水やり

 クレマチスは基本的に丈夫な植物ではありますが、乾燥に弱いという性質があります。とくに鉢植えは庭植えと違って、とても乾燥しやすいので、クレマチスを鉢植えで育てる場合は、鉢土の乾燥状態に気を配っておく必要があります。

 とくに、春から夏、夏から秋にかけては、土の乾燥状態に気をつけて、できるだけ水を切らさないように注意してください。クレマチスは、真夏に土が乾いた状態が長く続くと、一気に弱って回復が難しくなりますので注意してくださいね。

 クレマチスの水やりは、他の草花を育てる場合と同じで、与えるときは鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えて、単に土を湿らせるだけではなく、鉢土に溜まった老廃物を水で押し流し、新しい空気を土に送り込む事が大切になります。


 クレマチスの肥料の与え方

 クレマチスには、ゆっくり効果が出る緩行性肥料を基本にして、生育が盛んな頃から開花中にかけて液肥(液体肥料)をおよそ週に一度くらいのペースで与えます。

 1年を通して与える緩行性肥料は、およそ2ヶ月から3ヶ月のサイクルで、固形の置き肥を与えます。そして生育が旺盛になる3月から開花が終わる10月頃までは、肥料の効果が早く出る液肥(液体肥料)を一週間に一度株元に与えておくといいでしょう。


クレマチス
 クレマチスの選定作業

 クレマチスを上手に育てるには、それぞれの系統や品種に合った選定作業がとても重要です。

 クレマチスの剪定作業は、四季咲きの場合、開花が終わったら枝の半分くらいまで切り戻すこと、枯れた枝はすべて切り落とすことが基本になります。

 ただし、モンタナ系のように一季咲きの品種には、花が終わった頃に伸びたつるを軽く切るだけで大丈夫な場合もありますので、選定作業に入る前に、それぞれの品種に合った選定作業のポイントをしっかり調べておいてくださいね。


 今回は、クレマチスの育て方についてご紹介しました。

 
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